第330回ラ・ママ新人コント大会

お笑い × ライブ ライブレポート 渋谷・表参道

公開日:2015/03/04

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ラ・ママ新人コント大会とは……
 1986年1月24日(金)コント赤信号のリーダーとして活躍中の渡辺正行が、若手芸人のネタ披露の場を求めて 渋谷・道玄坂のライブハウス「La.mama」でスタートした老舗お笑いライブ。「La.mama」は音楽中心のライブハウスで、通常の劇場とは違った、アットホームな雰囲気が味わえるのが特徴。過去には、ウッチャンナンチャン、ピンクの電話、ダチョウ倶楽部、爆笑問題、海砂利水魚(くりぃむしちゅー)、X-GUN、バナナマン、スピードワゴン、オードリーなど多くのグループも出演しており、現在でも次の世代を担う若手がネタを披露し続けている。

今回の司会はまさかのあの二人!

 毎回司会を進行している渡辺正行が別仕事で出られないということで、今回はキングオブコメディの高橋健一と鬼ヶ島のアイアム野田がリーダーの代役を務めることに。アイアム野田は「リーダーに変わって2人がメインキャラクターです」といきなり宣言したかと思えば、ふわふわするやりとりに「今日はニュアンスでやっていきましょう」と早くも不安げな一言。そんな野田に高橋はあしらいながら進行。2人のやりとりを見てお客さんは早くも爆笑していた。盛り上がる中、準一本ネタに出場する3組が登場した。
2※司会のキングオブコメディ・高橋健一と鬼ヶ島・アイアム野田3※若干開場が遅れたのだが、それについて土下座をして詫びるアイアム野田

準一本ネタは三つ巴のネタ合戦

 準一本ネタとは、各組がネタを披露し最終的にお客さんの拍手の量で、その日の1位を決めるというコーナーである。今回の出演者は「チャーミング」、「早出明弘」、「モグライダー」の3組。

 抽選の結果、トップ出番は「早出明弘」。……だったのだが呼び込む際に高橋が「それではチャーミングからです!どうぞ!」と間違って呼び込んでしまい、早出も含めた3人が慌てる場面も。ネタは早出が地域密着型の居酒屋の店員に扮し、後輩のサトルに常連さんに対する所作を注意する一人コント。早出の妄想が入り交じった叱りの内容に観客は笑いの渦となった。そんなネタに野田は「いやぁ~よくしゃべりましたね!」と絶賛(!?)。高橋は「おもしろかったですけど、〇〇のネタはやめてほしかったですね」とブラックユーモアをまじえたトークで笑いをとった。
 
 2番目は「チャーミング」。ブラック企業に勤める井上と野田扮する社長のやりとりが秀逸なコント。根を詰めて仕事をしている中ただ少し休憩をしていただけの井上に、怒りながら詰め寄る野田。徐々にカオスに展開する内容で観客の心を掴んだ。最後のオチにはさすがの高橋とアイアム野田も爆笑しながら登場せざるをえなかった。

 トリを飾るのは「モグライダー」。特技を持ちたいという、ともしげに芝が自由に操る漫才。テーブルクロス引きという題材でここまで世界観を押し付けられ、爆笑に持っていくのは彼らならでは。動きのあるともしげのボケにクールにそして的確にツッコむ芝に開場の笑いは増幅していった。 

4※アイアム野田の自由な進行に戸惑う早出5 ※優勝はモグライダーとの接戦を制しチャーミングに決定した

一本ネタ組は歴戦の芸人ぞろい!

 トップ出番は「なすなかにし」。改めてイトコ同士のコンビだと実感させられるように中西が那須に「ちゃんと野菜食うてるか?」などイトコのお兄ちゃん感を出す。そこからネタは展開されるのだが那須の傍若無人ぶりに中西は「そんなちゃうかったやないか!」と小さい頃の那須の行動を暴露する。2人にしか出来ないネタで会場を爆笑の渦に巻き込んだ。
 「うしろシティ」は漫画のような世界観で始まるコントを披露。特殊能力者同士の対決。仲間がやられて奮い立つ金子に最強かつクールな阿諏訪は立ち向かう。緊迫感ある展開に金子は戦々恐々としつつも阿諏訪の技が繰り出される……。
 「ななめ45°」は東京に行く岡安を下池が止めにいくという内容。土谷が登場した時からある事実が発覚。1つ2つと展開して行く彼ららしい技ありのネタで会場は爆笑の連続であった。
 1本ネタ前半組トリは「ジグザグジギー」。結婚の仲人をしてくれる会社の上司と電話で話す池田に父役の宮澤が挨拶をするところからはじまるコント。淡々と受け答えをする宮澤だったのだが……という展開。観客の想像を引き立たせ、彼らの持ち味のしつこさが笑いを増幅させた。ネタ披露後も高橋・野田の両MCは「十八番がでましたね」と褒め称えた

次世代のスターが大集合!コーラスライン!

コーラスラインは現在テレビで活躍中の芸人さんが何組も通ってきた登竜門。お客さんには、あらかじめ×と書かれた札が配られており、お客さんの×札が10本あがれば強制終了するというコーナー。毎回MCのリーダーと1本ネタの芸人さんにも見守られてネタをするので、ネタをする若手からは緊張感が漂う。
高橋・野田の他に後半ネタ披露する予定の三拍子、うしろシティ、ななめ45°、なすなかにし、ジグザグジギーらが見守った。

6※ネタを見守った三拍子

ネタを披露したのは、ロングロング、銀座ポップ、しゃもじ、サンシャイン池崎、ピーマンズスタンダード、きつね、ゾフィー、銀河と牛、お侍ちゃん、オキシジェン、シンディー、ロビンソンズの以上12組であった。

7 ※見事合格し安堵の表情を浮かべるゾフィー
8※合格したのにも関わらず高橋の思惑でスベラされるサンシャイン池崎

大爆笑の一本ネタ後半戦!

 まずは三拍子が登場。R−1ぐらんぷりなど時事ネタを巧く取り入れた漫才を披露。ある標語をモチーフにしたりと彼ららしい目線と独特のかけあいで1つも外さず、貫禄すら見せつけた。
 「馬鹿よ貴方は」は、まさにシュールな世界。あるものを買った新道に、ファラオが話しかける。ゆっくり、たっぷり間をとりながらもグイグイ観客を引き込み一気に会場を馬鹿よ貴方はゾーンに変えてしまった。
 大トリは「じゅんいちダビットソン」。先日のR−1ぐらんぷり2015で優勝した後だけあって大歓声。日本代表の本田圭佑のモノマネ(キャラ)で、一人コントを熱演した。

9※エンディングでギャグをするサンシャイン池崎11※エンディングでも独特の出方をする馬鹿よ貴方は12※エンディングの様子

まとめ)
 会場は毎回超満員でリーダーはもちろん、テレビなどで活躍している芸人さんから未来のスターまで見られるライブはここしかないだろう。今回はアイアム野田もMCの重圧からか「すごく疲れた。リーダーがスゴいと思う」と絶賛していた。次回は3月27日(金)に開催予定。もちろん登場するメンバーも超豪華なので是非足を運んでみては?

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