インタビュー「【矢野・兵動】兵動大樹」後編〜クリスマス・イブ明治座で「おしゃべり大好き。」が開催!〜

インタビュー お笑い × 芸人

公開日:2014/12/07

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前編では12月24日・明治座で開催される「おしゃべり大好き。」のことについて、そこで話されるトークがどうやって生まれるかなど聞いたが、コチラの後編では漫才のこと、家族のこと、さらにトーク術まで教えて頂いた。ファンならずとも必見!

漫才と漫談の魅力は「間」の違い

ーー矢野・兵動さんの漫才を拝見すると、兵動さんのエピソードのような話に矢野さんがツッこむというスタイルですが、始めからそういった形だったんですか?

兵動:一番始めはいろいろやってたんですけど、若手の時2丁目劇場というのがあって、ほんまに家から劇場着くまでおもろかったことをしゃべりだした時期があったんです。相方となんも打ち合わせしてないんですよ、打ち合わせするとしゃべりすぎてしまうんで、あんまり情報与えんとこ思って、それで1回やってみたんです。そしたら適当なところでちゃんと入ってきよるんですよ。こっちもしゃべってて新鮮でしたし、だからこのスタイルは2丁目劇場で出来ました。デビュー当時はちゃんとした漫才をやっていたんですけど、今のスタイルはもう少しずつ出来上がってましたね。

ーーNSC9期生といえばキャラクターの濃い方が多かったと思うんですが、矢野・兵動さんの見せ方としては、その頃見つかった感じですか?

兵動:同期で言うと、ナイナイ(ナインティナイン)、宮川大輔、星田英利、へびいちご、川畑泰史、杉岡みどりがいるんですけど、みんな器用なんですよ。漫才もやってコントもできるという。僕らはいい意味で漫才しか出来ないというか、コントようわからんと。漫才ブーム見て、漫才師として入ってきたから、漫才するのが普通や思って僕はやってたんで、キャラを出すとかそういう計算がなかったですね。ずっとやり続けてたら、うっすらとですが形になってきたかなという感じですね。

ーー当時を振り返ると、あせりなどはなかったですか?

兵動:あんまりなかったですね。あんまりライバルって自分の中でないんですよね。昔から自分がライバルくらいの感じなんで、テレビの仕事にアイツがいったとなったとて、アイツが頑張ったんやろと、クソ!という気持ちよりも、自分に対して寝んとちゃんとお前ネタ書いてんのか?とか、そっちの方にいきますね。面白いことだけをしてたら、どうにかなるんちゃう? 思ってずっとやってきてたんで、それを自分に負荷かけて、忙しくなる前はネタ作りに行ったりとか、しんどいしやめとこかな思った自分にコラ言うて自分に喝いれての繰り返しなんで。ナイナイがバーンといったときも、すげーなと思っただけですし。楽屋で喋る方でもないですし、世渡りウマいわけでもないので、自分がほんまにオモロいことだけをやっとこうという感じでしたね。

ーー兵動さんなりに思う漫才と漫談の魅力を教えて下さい

兵動:漫才の魅力は、相方がおり、やりとりのおもしろさ。漫談は一人やから、ドキドキ感が半端ないというか。自分の間でやるという。2人の間と自分の間でやる違いですかね。どうしても2人でやると間が変わるんですよね。いいも悪いもですけど。相方との呼吸・間なんで。一人の場合はお客さんとの間なので。そのおもしろさは違いますねぇ。

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※明治座で一人しゃべりに挑戦する兵動大樹

結婚してから増えた家族の話。

ーー結婚されてから話の目線は変わりましたか?

兵動:やっぱり子供とか嫁の話が出てきますね。忙しいので、休みになっても子供とか嫁の用事とかになるんで、結構そっちの話が多くなってるんですよ。たまに子供と会ったら「妖怪ウォッチの時計が欲しい」いうて、なんでや?いうたら、「照らしたい」と。(時計で照らすと妖怪が見える)僕もよくわからないんですけど、「パパの毛むしってる妖怪がおるはずや」いうて。いやハゲとるだけやと。まぁ、そんな話をだんだん積んでいって「おしゃべり大好き。」でしゃべってますね。下の子が僕の車のカギをオムツの中にいれてだせへんかって、子供抱えて遠隔でカギ開けたとかね。そういったことが結構ありますね。

ーー子供さんができて、価値観は変わりましたか?

兵動:「妖怪ウォッチ」でね、「むーりー」言うのが流行ってるんですよ、それを子供がすぐ言いよるんです。嫁が怒ってもすぐ「むーりー」言うて。僕は「むーりー」とか言うたらあかんねんでって言うんですけど、たまに子供と「妖怪ウォッチ」見るんですけどね、おもろいんですよ。俺ら世代でもわかるパロディーもやってくれるんでわろてまうんです。自分らが子供の頃もこんなんやってたじゃないですか。俺、ドリフ見ながら腹ちぎれるほどわろて、おばぁに「お前頭おかしなったんか?」いうくらいわろて、見るなこんなもん言われてたんですよ。でも多分おばぁもドリフおもろかったんやろな思って。結局、自分がやったこと子供がやって、自分が注意されたことを、自分が子供に注意して、それの繰り返しなんやろなと。やっぱ愛おしいですね。いつも言うてるんですよ。かわいいてしゃーないと。ただそのかわいらしさは自分の子としてかわいいんであって、顔のカワイイコンテストやったら多分西日本2回戦敗退やいうのはわかってるんです。ただそんなん度外視して、子供っていうのはかわいいねんなぁと。

感謝しかない「人志松本のすべらない話」

ーーそういった活動から「人志松本のすべらない話」に出演されることとなると思うのですが、反響などはありましたか?

兵動:1番始めは宮川大輔のスピンオフやったんですね。(大輔宮川のすべらない話)ほんまに思い出作りで行って、そこでMVSをくれて、そいうシステム知らんかったんですよ。大輔に「これどうしたらええの?商品券とかシャンパンとかみんなに配った方がええんか?」って聞いたら、大輔が「そんなんせんでええねん兵ちゃん。もろといたらええねん」と。こんなんもろて、しかもフジテレビで仕事ができて最高やなぁ思たら、その次にあった本編の方(人志松本のすべらない話)に呼んでもろて、そこでもMVSもろて、また最高やなと。今年ええ1年になったわと。もう思い残すことないわ思ったら、次に放送されたゴールデン呼んでもらって、誰やねんいう話じゃないですか急に。話する前に1人ずつ出ていくんですよ。俺の前が陣内で(陣内智則)、俺の後ろが徳井(チュートリアル)やったと思いますわ。誰やねん言う話ですよ。句読点みたいな。結局そこでもMVSもろて。まぁその放送を嫁と家でみてね、終わったんが11時くらいでね、街はどないなってんやろ?思って、家の近くにあったラーメン屋行ったんですよ。そしたらフジテレビが映ってるんですよ。ということはここの大将みてたなと。まぁそこでラーメン頼んで……でもなんも言うてこないんですよ。まぁええか思ったら、そこのおっちゃんがメンマを3個くらい増量してくれたんです。「見てたで。よかったな。」いうて。メンマ3個……いやそこチャーシューやろと。なんでメンマやねんと(笑)。そういうのがありましたね。それが年末やったんですけど、年明けに神戸で仕事があったんでそこ行ったんですけど、普通に行けたし、後輩とウロウロしよかいうて街ウロウロしたんですけど何もなく(笑)。ほんで後輩帰らして一人で喫茶店入ったんですよ。茶飲んでたら横の女の人が「兵動さんですか?」「そうです」「すべらない話見ました。面白かったです。」「ありがとうございます」いうてそこで終わったんですよ。そっからですね。人生ガラーン変わったの。後輩と「なんばグランド花月」の出番終わりに歩いてたら、後輩が「兄さんのことめっちゃ見てますよ」言われて「ほんまかい」言うて(笑)。そこから、テレビもちょろちょろやったんが、大阪のトーク番組とか入ってきたりして。速度の速さにビックリしましたね。すべらない話であんだけ出してもろて、僕なんて東京にきてるわけでもないですし、飛躍的にボッカーン売れてるか言われたら売れてないんですけど、自分の中ではすごい速度で、すごいところまで押し上げてくれた番組だなっていう。感謝しかないですね。

ーー例えば一般の方で仕事中、クライアントやお客さんと話をする時に、トークがうまくできない方や、そこで苦しんでおられる方が多いと聞きます。そういった方は是非聞きたいと思ってると思うんですが、兵動さんのそういったエピソードの構成はどうやってされてるんですか?

兵動:結局、何がまず一番言いたいねんっていうところですね。面白いと思ってることを、ちゃんとそこに置いて、ここで笑ってほしいと思って逆算して作る時もありますし、そこを笑ってもらう道中の話の作り方というか、特にしゃべり方には気を使ってますね。すべらない話の1回目にでた時に話したんですけど、電気付けんと作業してて嫁が台所でグラス割りよったんですよ。危ない!そのままや!俺が行く!言うて、一歩目バリって踏んで「痛ぁっ!」てなって、嫁が「どないしたん!?」言うて、パッと電気つけてもろたら、おかきやったって話があるんですけど。これも、おかきやったっていうとこなんで、そこを笑ってほしい。そこの事実を伝えたいから、そこまでを早くいく。緊迫感・臨場感をもってしゃべるっていう感じですかね。そこが例えば、まっとけーいうてー、一歩目踏み出したらー、バリー言うてー、うぁーなってー……いうこんなゆっくりの速度やったら、またちゃうというか。今回の話でいうと、素早くスピーディーに展開してしゃべるという感じですね。出来事によってパターンを変えるというか。そんな感じですかね

ーーいろいろと深いところまで、ありがとうございました。

まとめ)
12月24日・明治座で開催される「兵動大樹のおしゃべり大好き。」がますます楽しみになる濃い内容をお話しして頂いた。今年の聖夜クリスマス・イブは恋人・家族・友人と「おしゃべり大好き。」に行く特別な日にしてもよいのではないだろうか? きっといつもとは違うクリスマス・イブの景色になること間違いナシだ!

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