「お笑い」のルーツは『古事記』?!時代と共に変化する「お笑い」文化

お笑い × 効果・効能 文化

公開日:2014/03/09

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空前のお笑いブームである現代。「お笑い」という文化の発展により、多くの人が笑顔に包まれています。この「お笑い」という文化、実はとても歴史の深いものであることをご存じですか?「お笑い」は古代から時代に合わせて変容し続けることで人々に愛され、脈々と受け継がれてきました。

日本のお笑いの起源は『古事記』にあった

日本で最も古い「お笑い」は、8世紀に編まれた『古事記』にある岩戸隠れのエピソードだといわれています。当時のお笑いは、読み物が中心でした。奈良時代に移ると、滑稽芸や人形まわしなどといった「散楽」が発達しました。「散楽」は現代風に例えると「一発芸」のようなものです。

平安時代末期頃には、日本最古の漫画と呼ばれる『鳥獣人物戯画』が描かれました。京都の高山寺に伝わる紙本墨画の絵巻物で、動物たちが擬人化されコミカルに描かれています。

そして江戸時代には、十返舎一九が書いた『東海道中膝栗毛』などの笑話本・滑稽本が書かれるようになりました。同時に、観阿弥、世阿弥らによって能が発展し、歌舞伎や狂言など、演者が物語や音楽を用いて笑いを表現する方法も広まりました。

このようにして、笑いの種類や表現方法は時代の流れによって移り変わってきました。日本人はいつの時代も笑いを求めてきたのです。

漫才ブームの到来

漫才は、古くは平安時代から存在しましたが、当時から現在に至るまでに様々な形式に姿を変えてきました。伝統芸能のような一定の型が元より存在せず、大衆に合わせて進化を続けてきたのです。

1980年代には漫才が大ブームとなりました。マスメディアで「お笑い」と呼ばれるジャンルが確立して以来、漫才・コントなどを行うお笑い芸人が多くのテレビ番組で活躍しています。

芸人の所属する事務所としては、吉本興業と松竹芸能が二大巨頭として並んでいます。吉本興業は1980年代の漫才ブームの際に一気に力をつけ、現在の圧倒的な地位を確立しましたが、一方で松竹芸能もますだおかだのようにゴールデンタイムを賑わせる芸人を多く抱えています。

漫才とは違う?大道芸の笑いとは

落語や漫才、コントなどは、話の中にある矛盾や滑稽、常識では考えられないことが繰り広げられることから笑いが湧き上がります。これは裏を返せば、話の背景にある文化などを理解していないと笑うことが難しいということでもあります。

一方で、大道芸のような笑いは種類が異なります。演者がユニークな格好でパフォーマンスやアクションを繰り広げる大道芸では、言葉も必要なく、見た目の楽しさやテンポで誰でも楽しめます。実は現在、大道芸が漫才と同様に人気を博しており、商店街や遊園地などに引っ張りだことなっています。

お笑いというと、ついつい漫才などを想像してしまいがちですが、人種や文化、年齢層も言語も異なる人たちが同じように笑える大道芸もまた、奥の深い「お笑い」なのです。

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